シナモンウサギのウィリアムさんと、ショコラウサギのステラお姉ちゃんの結婚式がやりたい、と思っています。
今回は、ウィリアムさんのタキシードを作った記事です。
シルバニアタキシードの作り方、調べても見つからなかったので、色々研究してみました。
なるべく簡単に作れるような作り方を開発したので、ぜひ作ってみていただきたいです。
簡単にできるように、ほつれない生地の「カットクロス」「キッズクロス」と呼ばれるものを使います。
あまり本格的なかっこいい感じのものではないですが、自作した!という満足感くらいは得られるかなと…。
この記事はこんな人にオススメ!
- シルバニアサイズのタキシードの作り方を知りたい人
- ミシンを持っていないけどミニチュア服を作りたい人
- ほつれない布って何?と思った人
シルバニアのタキシードを作りたい!
当ブログは、シルバニアの衣装関係には詳しくないので、作りたいときには検索して先人の方たちの作り方があるようだったら「作らせてください~」と作らせていただいてリンク、という形を取っています。
が、タキシード、スーツについてはなかなか見つかりませんでした。
「作ったよ~」的な記事ならいくつかあったのですが、なかなかに本格的で、
もしこの作り方が公開されていたとしても作れないに違いない…
と思うような素敵なものでした。
多分ですが、大変すぎてネット上で作り方を伝えきれないから「作り方」という形で発表してないのかな…と。
なので、私は、
あまり立派なものは出来ないかもしれないけど、簡単に作れる方法を開発しよう
と思いました。
絶対、需要あると思うんですよね…。
まずは、サクサク作り方を紹介していきます。
シルバニアサイズタキシードの作り方
作るのはこんな感じです。
シルバニアサイズと言っていますが、シナモンウサギのウィリアムさん用となっております。
ウィリアムさん、かなりスリムなんですよね…。
タキシードの材料
生地は、こういうものを使います。
この布は「トイクロス」「キッズクロス」と呼ばれるもので、マジックテープがくっつく布なのですが、大事なのは「切ってもほつれない」ところ。
ハサミで切って、端の始末なしで使えるという利点があります。
この布を使うに至った経緯は、あとでメイキング裏話としてお話ししますが、とにかく初心者には「ほつれない布」は神でした…。
タキシード|ジャケットの作り方
まずはジャケットを作ります。
作り方としては
- 型を作る
- 布を型どおりに切る
- 袖下を縫う
- 襟をつける
- 完成
となります。
型を作る
型はこんな感じで作りました。
ジャケットは右側です。左はシャツです。
ここから型紙ダウンロードできます!って言いたかったんですが、勉強不足でまだ出来ません。
そのうち出来るようになったらダウンロード版も用意しますが、今は上の写真から大体のサイズ感と形を参考にご自身で作っていただけたらと思います。
布を型どおりに切る
型を布に当てて印をつけ、切っていきます。
こうなります。
袖下を縫う
中表にして、点線のところを縫います。
縫ったら裏返します。
襟をつける
襟をつけます。
うっすらカーブさせた細い布を切っておきます。
長めに切っておいて後で調整する方がいいかと思います。
襟をつけるのには、布用接着剤を使います。
まず、首の後ろ部分の一カ所だけくっつけて、乾くのを待ちましょう。
全体をくっつけるのがやりやすくなります。
真ん中がくっついてから全体もくっつけます。
このとき、前側の襟の端を斜めに切って、ジャケットの襟っぽい形にします。
完成
完成です。
ボタンやマジックテープなどで前をくっつけるようにするのもいいのですが、なんか窮屈そうに見えたのでつけないことにしました。
タキシード|ワイシャツの作り方
ワイシャツはこんな感じです。
前が開いてないですがお許しください。
シルバニア服では良くある、シャツとズボンの一体型にする予定です。
作り方は
- 型を作る
- 布を型どおりに切る
- 脇腹の部分を縫う
型を作る
型は、この写真の左側です。
布を型どおりに切る
型を当てて印をつけ、布を切っていきます。
脇腹の部分を縫う
点線のところを縫います。
ジャケットの時は縫ったのは袖でしたが、シャツでは脇腹のあたりを縫います。
シャツ自体はこれだけで完成。
写真は背中側。下の三角の切れ目はしっぽを出す部分です。
この後、ズボンを作ってシャツと縫い付けて一体型にします。
タキシード|ズボンの作り方
ズボンはこんな感じになります。
今はズボンとは言わないんだよ、とか知ったことか。ズボンで通させていただきます。
作り方は
- 型紙を作る
- 布を型どおりに切る
- 真ん中の線、股下、横を縫う
型紙を作る
型紙はこんな感じです。
多分、シルバニアの服は右足と左足で違う布になってるっぽいけど、どうやったらその形の布が作れるのか分からなかったのでこれで型にしました。
布を型どおりに切る
型を当てて印をつけた後、布を切ります。
ズボンは、前と後ろ2枚必要です。
すみません。この写真には反映されてないんですが、1枚だけはズボンの上側もV字に開けておいて、しっぽを出す部分を作っておいた方がいいです。
しっぽを出す部分は、↓の行程でも縫わないでください。
(私はそれを忘れたので、この後縫った後に縫い目の横に切れ目を入れています)
真ん中の線、股下、横を縫う
まず、真ん中の線を作ります。
この線がないとズボンとしてかっこわるいので…。
中表に半分に折って、折った方を縫います。
ここまで手縫いで来てましたが、ズボンパーツは縫う部分が長いのでミシン使ってもいいですよ。
私は手縫いでやっていますが、人によって「ミシンの方が楽」という人も「手縫いの方が楽」という人もいるかと思いますので。
2枚がくっつくように股下を縫います。
型紙の「V」の字に開いてる部分を、中表に2枚重ねてVの形に縫っていきましょう。
中表のまま、サイドの部分を縫います。
縫ったら裏返します。
ズボンはこれで完成ですが、この後シャツと一体型にするために縫い付けていきます。
タキシード|シャツとズボンをくっつける
このような一体型にするため、シャツとズボンをくっつけます。
こんな感じで、表同士が内側になるようにウエスト部分を重ねて縫います。
お腹の真ん中部分を合わせてそこから縫い始めると、バランスが良くなります。
まぁ単純に縫い付けていくだけなのですが、おそらくただ縫うだけだとシャツとズボンの大きさが合わないかと思います。
私の型紙だとズボンがちょっと大きめなので、ズボンの後ろ側にちょっとしわを寄せながら縫っていきます。
縫い終わったら、シャツの背中部分にマジックテープを貼ります。
粘着シール付きだと縫わなくていいので楽です。
タキシード|蝶ネクタイの作り方
最後に蝶ネクタイです。
細長い布を大小用意します。
大きい方の真ん中に小さい方を巻き付け、糸で縫った後、シャツの前に縫い付ければOKです。
こんな感じです。
完成
なんかいい感じにステラお姉ちゃんがウィリアムさんのことを見てる写真になりました。
「ウィリアム、その服すてきね」
とか言ってるかも…。
まとめ:ほつれない布を使えばタキシードも簡単に作れる!
ほつれない布を使うことで、素人でもそこそこ見られるタキシードが作れました。
高級感はあまりないかもですが、満足感はあります。
いやぁ…ネットで見かける手作りしてる人たちすごいですね…。
そういう人たちから見たら私の作り方など未熟が過ぎるのでしょうが、あたたかく見守っていただけたらと思います。
メイキング裏話を書く予定でしたが、長くなりすぎたので別記事にします。